弊社のPEEKチューブの工法は中空式です。
マンドレル式と呼ばれる「電線のように銅線にPEEKを被覆し、冷却後、銅線を引き抜く」工法ではございません。
中空式のチューブ内面は何にも触れることなく固化するため、内面は平滑です。
また、某大手分析機器メーカーのホームページ(技術情報)に、ニードルとして使用した際、SUSやテフロンよりもPEEKのほうが吸着しにくいという知見も紹介されてました。
よって、工法、材質を鑑みると、内面粗さは非常に良好だろうと勝手に想像してました。
実際に測定したPEEKチューブ内面の表面粗さが下記です。
平均粗さ Ra[μm]:0.03
最大高さ粗さ Rz[μm]:0.19
想像以上に良く、平均粗さは鏡面切削加工並みでした!
ちなみに外面は、
平均粗さ Ra[μm]:1
です。
仕上げ記号の▽▽▽に相当します。
外面はサイジング等に触れるので、内面ほど良くはありませんでした。
保証値ではございませんので、参考程度としてください。